味覚カウンセラー協会の斉藤です。
本日は、薬の苦味についての、お話です。
西でも東でも、「苦い味のしない薬はない」という諺があります。
事実、薬には苦いものが多いです。
事実、薬には苦いものが多いです。
人を含む動物にとって、苦味は毒の味として認識されています。
しかし、毒の中には強い薬理作用を持つものが多くあり、その化学構造を少し変えることにより、毒性のない薬に変身するものもあります。
一般に多くの薬は、細胞膜に存在する受容体のポケット状の部分に結合して、
薬理作用を発現します。このポケットは水になじみにくく脂質になじみやすい性質を持っています。
薬の分子にも疎水性の部分があるので、薬はポケットにすんなり結合できて、
低濃度でも薬理効果が生じます。
薬理作用を発現します。このポケットは水になじみにくく脂質になじみやすい性質を持っています。
薬の分子にも疎水性の部分があるので、薬はポケットにすんなり結合できて、
低濃度でも薬理効果が生じます。
疎水性の強い物質ほど、苦味が強い傾向があります。
苦味は、味細胞膜に存在する苦味受容体のポケットに苦味物質が結合するために生じます。
このポケットも疎水性なので、
薬のような疎水性の大きい物質は、ここに結合しやすいので苦いのです。
苦味は、味細胞膜に存在する苦味受容体のポケットに苦味物質が結合するために生じます。
このポケットも疎水性なので、
薬のような疎水性の大きい物質は、ここに結合しやすいので苦いのです。
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